おはようございます。

昨年弊社にナイフのブレード材の硬度を測るためのデジタルロックウェル硬度計が導入されまして、とても硬いと評判の井村屋様のあずきバーの硬度を測ってみたいと常々思っていました。

そして今回、井村屋様より実験許可をいただいたので、あずきバーの硬度をデジタルロックウェル硬度計で測定してみました。実験に使用したあずきバーは6本入りボックスのものです。



参考までに一般的なナイフのブレードに使用される鋼材でHRC56~61,最硬といわれるZDP-189で最大HRC67です。

ロックウェル硬度参考値
ロックウェル硬さ(HRC)=0.1×ブリネル硬さ(HB)-3 かつHB=HV(ビッカース硬さ)で算出 

 
ダイヤモンド HRC 711相当
サファイア HRC   227相当
超硬合金 HRC   167相当
石英    HRC 107.3相当
強化ガラス HRC  61相当
SUS440C(マルテンサイト系ステンレス)HRC58.5
チタン合金 HRC 25相当
SUS304(オーステナイト系ステンレス) HRC 15.7相当
黄銅 HRC  12相当
アルミ合金 HRC 1.5相当


ちなみにナイフのブレードに使う硬度は

ZDP-189  HRC 66~68
 H-1(錆びに非常に強い鋼材)HRC 56~58
ATS-34,ATS-55 HRC 60~61
VG-10 HRC 58~59
スーパーゴールド2 HRC 62~63

となっております。



実験の様子はこちら



※実験に使用したあずきバーは実験後洗っておいしくいただきました

追記!解説動画




実験結果としては残念ながら硬度が一定に定まらず測定不能でした。


数字が途中一瞬HRC300を超えてるんですがサファイアの硬度を超えている!???

あずきバーが硬度を自在に操るアイスの可能性が・・・・


本当はもっと硬いあずきバーなんですが、

歯『オ・・・オレの力じゃ お・・・おまえをかみ砕くことなんか・・・』
あずきバー『心配するな・・・俺は硬度を限界まで下げる・・・』


みたいな感じで硬度を人間が食べれるぎりぎりの硬さまで下げてくれている???

チタン合金との戦いでは
チタン合金『HRCたったの5か・・・』

とか最初言われるんですが、その後
チタン合金『HRC10...30....100...200...!?馬鹿な!?まだ上がるだと!?』

ってな感じでチタン合金を驚愕させたり、

ダイヤモンド『ほう、硬度を変化できるタイプですか・・・。サファイアさんの硬度を超えていますね。どうかな、僕の下で働いてみる気はないか?』

ダイヤモンドからも一目置かれる存在。

最後は
ダイヤモンド『まさか・・・1000年に一本現れるという伝説のスーパーゴールドあずきバー!?』

ってなストーリーの危ない妄想をしてしまいます。

今回の実験であずきバーはナイフや包丁の硬度を測るロックウェル硬度計では計り知れない潜在硬度をもったアイス

と自分の中で結論付けたところで今回の実験報告を終えたいと思います。


井村屋様、御許可ありがとうございました。


追記:各所で話題となっていますが井村屋様のあずきバーを使った実験結果はあくまで測定不能です。ロックウェル硬度計では測定対象物に圧をかけるので、氷が圧をかけると溶ける→圧を緩めると固まるを繰り返して正確な測定はできません。つまり上で計り知れないと言っている通り圧をかけるロックウェル硬度計ではあずきバーの正確な硬度の数値は測定できないということになります。


追加記事はこちら


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