今回も過去に頂いたお便りを紹介したいと思います。
===============================================================================
私のナイフとの出逢いは、小学二年生の時、伯父さんの家で従兄のお兄さんが見せてくれた古い山刀です。錆だらけでしたが
存在感に圧倒されたのを覚えています。
当時、肥後守を皆んな使っていました。私も欲しかったのですが買ってもらえず、釘を囲炉裏の火で真っ赤に焼いて打ち延ば
してから、 砥石で研いで刃を付けました。けど切れませんでした。 焼き入れしても釘には、焼きが入らないことを知らなかった
のです。 親父に大笑いされましたが、数日後、肥後守を買ってもらえました。
肥後守は、大活躍しましたね。鉛筆削りに始まり、工作で使ったり、おもちゃを作ったり、おやつのスイカを切り分けたり、家の手伝いで使ったり。 随分怪我もしました。切れ味が悪いのを無理して使うと怪我をする事、刃物が便利な道具である事、経験的に、そして自然に身につきました。
同時に研ぐ事や手入れする事も好きになりました。そんな肥後守も中学生になった頃、何処かに行ってしまいました。
失くしたことに気付かず、気になって探し回りましたが、やはり見つかりませんでした。
刃物を使った事件を耳にするたび、胸が痛みます。
刃物は、とても便利な道具です。
決して凶器では、有りません。
人の狂気が、刃物を凶器に変えてしまうんです。
Mさん 平成27年4月12日
================================================================================
ランキング参加中!
美しいダマスカスブレードに日本刀の形のネイルマーク刀の鍔と刀身を模したミニナイフ 侍マネークリップ
コメント