この記事を書いている2017年3月14日でついに塩水にSABI KNIFE KITCHEN のブレードを沈めて300日が経過!
3%の濃度の食塩水に一般的に錆びにくいといわれるステンレス440Aのナイフと開発中の新製品H-1製包丁SABIKNIFEKITCHENのブレードを漬けて錆びていく様子を撮影しました。
<これまでの経過はこちら>
錆び実験 1~5日目
錆び実験 6~8日目
錆び実験 9~16日目
錆び実験 17~100日目
錆び実験101~201日目
1日目
2日目 440Aステンレスのブレードに薄っすらと錆が出始める
8日目 440Aステンレスの容器の塩水が茶色に変色し始める
201日目440Aステンレスの容器の底に錆が沈殿する。H-1(SABIKNIFE KITCHEN) は変化なし
塩山に突き刺して放置しても錆びませんでした
これまで腐食の脅威から耐えてきたSABIKNIFE KITCHEN,300日たった今錆びを許してしまうのか??
それではご覧いただこう!!!!
実験開始300日目
左:440Aステンレスナイフブレード 右:SABIKNIFE KITCHEN ブレード (H-1鋼包丁)
!?
錆びてない!!!!!
塩水も綺麗に澄んでいます!!
対する左側の440Aステンレス、本来錆びに強いといわれてるんですが塩水に300日も漬けられると茶色の謎の物体が底に沈殿、ブレードにも錆びの苔みたいのが付着しています。
今回の300日経過報告で圧倒的な耐食性を見せたSABIKNIFE KITCHEN,
このまま1年間錆びないでいられるのか!?こうご期待!→そして1年たった結果!?
おかげさまで三徳、牛刀、ペティすべて完売致しました。
新バージョン⇒SABIKNIFE KITCHEN2 &SABINYAIFE KITCHEN2
<別の条件での錆び実験追記>
開発段階で、
塩水に24時間付けた後、空気中に1週間放置(=耐食試験②)してSABIKNIFE KITCCHENプロトタイプとSUS420J2の各ブレードを確認したところ、SUS420J2は斑点状に全体に錆が発生したが、SABIKNIFE KITCHENプロトタイプ(画像ではH-1と表記)は塩の結晶が表面に付着したのみで錆の発生はありませんでした。
日本金属工業㈱で開発された高強度オーステナイト鋼を,刃物用材に明道金属㈱が調質加工を加え生まれた合金。塩分、海水でも強い耐食性を向上させた。調質加工により、靭性、硬さが得られているために刃持ちがよく、また一般砥石でも研ぐことができる。
錆びの原因と言われている炭素の保有量が0.15%と一般的なステンレスと比べ極端に低く、代わりに窒素が添加されています。
成分表
C:0.15%
Cr:14.00-16.00%
Mn:2.00%
Mo:0.50-1.50%
Ni:6.00-8.00%
N:0.10%
P:0.04%
Si:3.00-4.50%
S:0.03%
HRC56-58
非常に加工が難しく、弊社が今回世界で初めて洋包丁の形状で作成することができました。
テレビ局さん!取材お待ちしております!!
錆びなくても魚網を切断できる切れ味!
SABI KNIFE KITCHENと同じH-1鋼を使用したレスキューブレードがクジラを救う話
ちなみに1年前はこんな実験してました・・・・
あのロビンマスクの鎧より硬い!?果たしてその真相は・・・!?
デジタルロックウェル硬度計であずきバーの硬度を測定してみました
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SABI NYAIFE KITCHEN2 牛刀 サーバルキャットver
SABINYAIFE KITCHEN2 ペティ スナネコverダマスカス模様が美しいナイフメーカーのオススメ包丁
ダマスカスの模様がとても神秘的で料理が楽しくなります。
贈答用にとても喜ばれます。
鋭い切れ味!超硬質鋼のATS-34を使用!クッキングATS 牛刀包丁
美しいダマスカスブレードに日本刀の形のネイルマーク刀の鍔と刀身を模したミニナイフ 侍マネークリップ
コメント
コメント一覧
であるならば、低温脆性の遷移温度も相当低いのでしょうか?
『サビナイフはコゴエナイフ』とかで、
440のナイフ同時にサビナイフをドライアイスで冷やして、
両方ハンマーでブッ叩いてみる的なチャレンジはどうでしょうか。
上手く行けば、アラスカやカナダやNASAに売れるかもしれません。